かきはじめ

数年前にアカウントを作ったまま放置していたこのブログ。当時の動機はもう失われているけれど、ライフレコーディングと仕事以外で文章を書くため、いよいよ始めてみました(「ライフレコーディング」という言葉があるかは不明)。

初日の今日は職場まで車で通勤しました。いつもはドア・トゥ・トアで1時間の電車通勤のところ、高速を使って同じく1時間。定期を持っているので高速代+駐車場代がまるまる無駄遣いにはなるけれど、ドライブしながら会社に行き来できるのは大きな魅力なわけです。

ドライブに欠かせないのはBGM。聴いているのはほぼDJミックスもので、数年前に車を買ったタイミングで買い始めて、今では200枚くらいのコレクションになっています。ジャンルの内訳はR&B/HIPHOPが9割、あとは古めのTECHNOやHOUSEが少々です。

車に乗り始めるまでは、実はMIXものはほとんど持っていなくて、それは楽曲が完全な形で聴けないことに抵抗感があったから。イントロはだいたい前の曲と混ざっているし、途中で別の曲に切り替わるのは当たり前。ピッチが変わっていることも多くて、そういったことが許せなかったのは根がオタクだからだと思います。

オタクって、なるべくオリジナルの状態をキープしようとするじゃないですか。書店で平積みされている漫画を下の方まで調べてカドが折れていないものを探したり、カードをスリーブに入れて傷がつかないようにしたり。それと同じ感覚で、カットもミックスもされていない、オリジナル状態の楽曲が絶対!という考えだったんだろうな、と。

そんな自分が大昔にミックスされたCDで聴いて、オリジナルを探し求めたものの手に入らなかったのがBrian Transeau「Relativity (Carl Craig's Urban Affair Dub)」。DeepDishのアルバムだったと思うけど、走ったビートとロマンティックな上モノが素晴らしく、今ならYoutubeで簡単に辿り着けるとはいい時代になったのか、それとも便利さの代わりにレコードショップでのワクワクを感じることがなくなったつまらない時代になったのか。